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世界中で大ヒットしたディズニー映画、『アナと雪の女王』。
性格も魅力も異なる二人のプリンセス、エルサとアナに多くの人が魅了されたのではないでしょうか。
オリジナル版も日本語吹き替え版もキャラクターの雰囲気にぴったりの配役がされ、物語に深く入り込むことができます。

キャストを調べてみると、この作品に出てた人だ!あの映画の吹き替えやってる人だ!などの面白い発見がたくさんあります。
歌のシーンも多く出てくる今作では、キャストの歌唱力にも驚かされます。

キャラクターの基本情報、俳優情報に加え、物語に深く関わってくるキャラクターたちの関係を解説していきます。

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主要キャラクターと声優

エルサ(イディナ・メンゼル/松たか子)

アレンデール王国の第一王女で、生まれつき雪と氷の魔法を使うことができます。
魔法を使ってアナを危ない目に合わせてしまったことで自分の力を恐れ、部屋にこもるようになります。
幼い頃に父から渡された手袋を常にはめ、他人に力を知られないようにしています。
慎重で常に冷静に見えますが、動揺すると力がコントロールできなくなるなど、脆い部分もあります。

エルサの声を演じるのはイディナ・メンゼル
1996年『レント』でブロードウェイデビュー、2004年の『ウィケッド』でトニー賞を受賞しました。
今作でも情感溢れる演技をし、劇中歌「Let It Go (レット・イット・ゴー)」でアカデミー賞歌曲賞を受賞しています。

日本語版を演じるのは、実力派女優の松たか子
『人情噺文七元結』で舞台デビューすると、ドラマや映画、歌手としても活躍し、09年に『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』で日本アカデミー賞主演女優を受賞しています。
高い演技力と歌唱力は、今作でも堪能できます。

アナ(クリステン・ベル/神田沙也加)


アレンデール王国の第二王女。
エルサの魔法で髪の一部が白くなっていますが、生まれつきだと思っています。
長い間隔離された生活を送っていた為、社交経験が無く、人との交流や運命の出会いを心待ちにしています。
孤独だった反動からか、ハンス王子の境遇に共鳴し、出会ったその日でプロポーズを受けます。
天真爛漫で行動力がありますが、明るい表情の裏でエルサが自分を拒絶するようになったことを悩んでいます。

アナの声を演じるのは、クリステン・ベル
高校から演劇を学んだ彼女は2001年に『トム・ソーヤの冒険』でブロードウェイデビューし、2004年テレビドラマ『ヴェロニカ・マーズ』で主役に抜擢され、ブレイクします。
日本でも人気を博した『HEROES』や『ゴシップ・ガール』にも出演しています。

日本語版を演じるのは、神田沙也加
女優、歌手活動していましたが、一年半の休業以降は舞台を中心に活躍、2018年には菊田一夫演劇賞を受賞しています。
今作ではアナの明るいキャラクターを、声の演技と伸びやかな歌声で見事に表現しています。
父は俳優の神田正輝、母は歌手の松田聖子で、2017年には俳優の村田充との結婚も話題になりました。

クリストフ(ジョナサン・グロフ/原慎一郎)


先住民族のサーミ人で、山の中でトナカイのスヴェンと暮らす大柄で心優しい若者。
氷を売って生計を立てています。
幼い頃にトロールを目撃してからは、トロールと家族同然の関係を築いています。アナに巻き込まれるようにして北の山へのガイドをしますが、行動を共にするうちに彼女に惹かれていきます。

クリストフ役を演じるのは、ジョナサン・グロフです。
2007年『春のめざめ』でトニー賞演劇主演男優賞にノミネートされ、テレビドラマ『glee/グリー』にも出演。
現在はデヴィッド・フィンチャーが監督&制作総指揮を務めるドラマ『マインドハンター』の主役を務めています。

日本語版を担当するのは原慎一郎
劇団四季に所属していた時は、『ライオンキング』のシンバなどを演じていました。

ハンス王子(サンティノ・フォンタナ/津田英佑)


戴冠式に出席する為にアレンデール王国へやって来た、サザンアイルズ王国の第13王子。
穏やかでスマートな雰囲気で、愛馬シトロンがきっかけでアナに出会います。
一部の兄たちから存在を無視されていて、エルサに拒まれるアナの境遇に共鳴し、出会ったその日にプロポーズをします。
アナの信頼を受け、王女不在のアレンデール王国を指揮します。

ハンス王子の声を演じるのは、舞台を中心に活動するサンティノ・フォンタナ
2007年にブロードウェイデビューし、2013年の『シンデレラ』のトファー王子役が高い評価を得て、トニー賞ミュージカル主演男優賞にノミネート、2019年『トッツィー』で同賞を受賞しています。

日本語版を担当したのは、俳優や声優として活躍する津田英佑
洋画や海外ドラマの吹き替えも行い、テレビドラマ『ナイトシフト 真夜中の救命医』の主人公、TC・キャラハンの吹き替えも担当しています。

オラフ(ジョシュ・ギャッド/ピエール瀧→武内駿輔)

元はエルサとアナが幼い頃に一緒に作った雪だるまで、二人の大切な思い出。
北の山でエルサの魔法で再び作り出されると、命が宿りアナの手助けをするようになります。雪だるまなのに夏に憧れています。

オラフの声を演じるのは、ジョシュ・ギャッド
俳優・声優として活躍する彼は、今作でアニメのアカデミー賞と言われるアニー賞声優部門を受賞しました。
オラフの他にも『アングリー・バード』や『アイス・エイジ4/パイレーツ大冒険』でも声の出演をしています。
実写版『美女と野獣』や『スティーブ・ジョブズ』では印象的な役を演じるジョシュ・ギャッドの姿を目にすることができます。

日本語版ではピエール瀧がユーモアたっぷりにオラフの声を演じ、夏への思いを歌い上げた見事な歌唱力も話題になりました。
しかし2019年に薬物問題で逮捕されます。
その後、2016年の声優アワードで新人男優賞を受賞した武内駿輔がオラフ役を引き継ぎました。
今までの作品の吹き替えは差し替えられ、続編のオラフ役も武内駿輔が務めることになっています。

その他キャラクター

ウェーゼルトン公爵(アラン・テュディック/多田野曜平)


アレンデール王国の貿易相手国であるウェーゼルトン国の公爵で、人の良さそうな人物を演じる裏で、アレンデール王国の秘密を探ろうとする今作の悪役でもあります。
ウェーゼルトンというドイツ読みでなく、ウェーゼルタウンと呼ばれることを嫌い、常に二人の部下を従えています。

ウェーゼルトン公爵の声を演じるのは、アラン・テュディック
舞台で数々の賞を受賞し、声優としては『シュガー・ラッシュ』のキャンディ大王役でアニー賞最優秀声優賞を受賞しています。
実写版『アラジン』ではイアーゴを演じています。

日本語版を演じたのは多田野曜平
舞台での活躍に加え、声優として幅広い役の声の演出を行います。洋画ではアラン・テュディックやクリント・イーストウッド(WOWOW追加録音)など、吹き替え担当の俳優が決まっている多田野曜平。
最近では『IT/イット』のペニー・ワイズの声も担当しています。

アレンデール国王(モーリス・ラマルシェ/根本泰彦)

エルサとアナの父親で、心優しく国民に慕われていたアレンデールの王。
膨大な数の書物を所有していて、トロールや魔法の知識も持っています。
二人の娘を大切に思い、エルサの魔法をコントロールする方法を調べていましたが、事故により妻と共に命を落としてしまいます。

パビー(キーラン・ハインズ/安崎求)

石のような形をした生物、トロールの長。
過去にもエルサの魔法が頭に当たってしまったアナを助けています。
その時、二人の楽しい思い出だけを残してエルサの魔法を忘れるよう、アナの記憶を変えています。
氷の城でエルサの魔法を胸に受けたアナを見て、真実の愛が彼女を救うことをアナとクリストフに伝えます。

スヴェン


幼い頃からクリストフと一緒にいるトナカイ。
クリストフとは意思疎通ができるようで、クリストフがスヴェンの表情に合わせてセリフを言うシーンが何度か出てきます。
体を張ってアナやクリストフを危険から救う頼もしいトナカイです。
大好物のニンジンでできたオラフの鼻を食べようと、常に狙っています。

物語に関わるキャラクターの関係

両親が姉妹に与えた影響

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A love that burns forever. 💛 Happy #FathersDay!

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物語冒頭で描かれている姉妹と両親の関係。娘たちの為に両親が選択した行動は、エルサを抑圧し、アナをも巻き込んで二人を外の世界と引き離してしまいます。
そして姉妹の関係にも大きな影響を及ぼしていきます。

物語冒頭ではポジティブな描かれ方をしていたエルサの魔法ですが、アナの頭を攻撃してしまったことでその力の強さに驚き、アナの容態を心配する両親が見せた態度は、魔法=良くないものという考えをエルサに刷り込んでしまうのです。

アナが魔法のことを忘れた方がいいというセリフや、エルサを守る為にと人から引き離し、お城の門を閉じたこと。
動揺するエルサを落ち着かせる為の手袋と”おまじない”の言葉。エルサの為であったことは間違いないのですが、結果として、神経質でいつも不安げなエルサの性格を作り、完璧でなければいけないというプレッシャーを押し付けることになるのです。

魔法に関する記憶がないアナも、巻き込まれるようにして外の世界との接触を絶たれてしまいます。
そして仲良しだったはずの姉とも一切顔を合わすことがなくなります。
このことでアナは孤独を感じるようになるのです。

深い愛情を持って娘たちと接し、娘たちの為の選択を続けてきた両親。
しかし両親が亡くなってしまったことで、真実を知る人がだれもいなくなってしまい、姉妹の関係はますます修復が難しくなってしまうのです。

孤独を抱えるアナが望んだ運命の人

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A charmer and a seeker. 😏😈

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戴冠式の日に運命的な出会いをしたアナとハンス王子。
アナは運命の相手かもしれないと彼に胸をときめかせ、パーティーでダンスをし、会話を楽しみます。
そのうちにお互い同じような境遇で生きてきたことを知るのです。
運命の出会いをしたことや、驚くほど気が合うことを「Love Is An Open Door(とびら開けて)」の曲に乗せて打ち明けるアナとハンス王子。
ハンス王子はアナへプロポーズを申し込み、彼女も幸せそうに受け入れるのです。

長い間一人で過ごしてきたアナ。
12人もいる兄たちから透明な存在として扱われてきたハンス王子は、長年孤独を抱えてきたアナを理解してくれる、アナの思い描いていた運命の人なのです。

変化するアナとクリストフの関係


エルサを探す為にお城を飛び出したアナが出会ったのは、無愛想なクリストフとその相棒のトナカイのスヴェン。
山に詳しい彼らの協力を得たアナは北の山を目指すうちに、アナとクリストフの関係に変化が現れます。

世間知らずなアナに振り回され、分かり合えないという雰囲気を出すクリストフと、どんなことがあってもへこたれず、前に進み続けるアナ。
自分に信頼を寄せる姿や、魔法で攻撃されながらも冬を終わらせることを諦めないアナの姿に、クリストフは惹かれていきます
そしてアナの方も、どんな危険な目にあっても自分について来てくれるクリストフに心を許していきます。
トロールの元へ行った時には、婚約者がいること説明してもクリストフの良さを熱弁するトロールたちを見て、改めてクリストフの優しさに気づかされるのです。

真実の愛がアナを救うと聞かされ、凍りかかったアナを救う為、急いでお城に向かうクリストフ。
二人の関係がどのような展開を迎えるのか、目が離せません。

姉妹とオラフの絆

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When the warmth of your friendship shows and grows.

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愛嬌たっぷりで人気キャラクターとなった、雪だるまオラフは、姉妹の心を繋ぐ大切なキャラクターとして描かれています。

幼かったエルサとアナが城の広間でこっそり魔法を使い、せっせと作った雪だるま。
二人が作った雪だるまはオラフと名付けられます。
トロールのパビーによって魔法に関する記憶が取り除かれてしまったアナですが、エルサと作ったオラフのことは大切な思い出として記憶に残っています。

そして北の山でエルサが自分の力を試していた時、再びオラフは作り出されます。
エルサも知らないうちに命が宿ったオラフはアナの前に姿を表し、再び姉妹を引き合わせるのです。
エルサの魔法で心が凍りかかっているアナを一生懸命支える姿には心を動かされます。

姉妹の大切な思い出だったオラフ。
命が宿った彼は、大好きな二人が姉妹の絆を取り戻す手助けをするべく奮闘するのです。

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