周防正行監督、5年ぶり待望の最新作!
「Shall we ダンス?」「それでも僕はやっていない」など、日本映画の歴史にその名を刻んできた映画監督・周防正行。
5年ぶりの最新作に選んだテーマは、映画にまだ音がなかった時代、楽士の奏でる音楽に合わせ、自らの語りや説明で彩った活動弁士、通称:カツベン。

  • 映画カツベン!を見る前に知っておきたいネタバレ無しのあらすじ
  • 120%楽しむための見どころ3点
  • 気になる伏線

などをこのページでは紹介しています。

映画のはじまりを駆け抜けたスーパースター「活動弁士カツベン」を夢見る1人の若き青年を主人公に、個性的なキャラクター達が織りなす、アクションあり、笑いあり、涙ありの、極上エンターテイメント!

カツベン!作品情報

公開 2019年12月13日
監督 周防正行
脚本 片島章三
主なキャスト 成田凌、黒島結菜、永瀬正敏、高良健吾、井上真央、小日向文世、竹野内豊
ジャンル コメディ
上映時間 127分

カツベン!予告動画

カツベン!あらすじ(ネタバレなし)

映画「カツベン」

(C)2019「カツベン!」製作委員会

時代は約100年前の大正時代。
子供の頃、活動写真小屋で観た活動弁士に憧れていた少年、染谷俊太郎(成田凌)。
女優を夢見ていた少女、栗原梅子(黒島結菜)。

活動写真をきっかけに2人は出会います。
10年後。

心を揺さぶる活弁で観客を魅了したいという夢を抱いていたが、今ではニセ弁士として泥棒一味の片棒を担いでいた俊太郎。
一味を抜け出したいが安田(音尾琢真)に脅され抜け出せずどうしようもない日々。

いつものようにニセ弁士として披露した劇場で、大の活動写真の木村刑事(竹野内豊)にバレてしまい一味は車に乗って逃げ出す際に安田を見捨てたことで、安田と木村刑事から追われることに。

俊太郎はたまたま通りかかった青木館で雑用として住み込みで働くことになる。
しかし青木館はタチバナ館による弁士の引き抜きが行われており、経営の危機。

憧れていた山岡秋聲(永瀬正敏)は過去の実力が見る影もなく、アルコールに溺れ酔っぱらい弁士として落ち目。
看板の弁士、茂木貴之(高良健吾)に頼るしか無い青木館ですが、その茂木もタチバナ館に引き抜こうとされていました。

そんな青木館で茂木の女として女優になることが出来た栗原梅子と俊太郎は偶然出会います。

ある日、山岡はいつもの様に昼間から飲んで泥酔し活動弁士どころではない状況。

大ピンチに代役を探すことになる青木館の亭主(竹中直人)に俊太郎は山岡の代理が出来る!やらせてくれ!と願い出ます。

俊太郎は無事、山岡の代理を務めることが出来るのでしょうか?
安田には命を狙われ、木村刑事にバレたら逮捕という絶体絶命のピンチにどう立ち向かうのか?

そして10年ぶりに再開した俊太郎と梅子の恋の行方は

カツベン!見どころ3点

1点目:活動弁士の魅力

やはり一番の魅力は活動弁士によって活動写真が”活きてくる”点ではないでしょうか。

  • 流し目で女性人気の高い茂木貴之(高良健吾)
  • 一世を風靡した山岡秋聲(永瀬正敏)
  • 汗かき弁士の内藤四郎(森田甘路)
  • 子供の頃から活動弁士に憧れた染谷俊太郎(成田凌)

同じ活動写真を使っても全く違った内容になる活動弁士の凄さは、実は日本だけの文化です。
大正時代の娯楽には活動弁士が欠かせなかったこと。
何より活動弁士の魅力は現代の”俳優”と”芸人”を足したような存在感を感じます。

それぞれ演じる弁士たちの”しゃべり”にも注目です。

2点目:白黒映画キャスト

周防正行監督の作品は出演キャストが毎回豪華ですが、今回のカツベン!は取り上げる無声映画のキャストも豪華です。

周防監督の妻、草刈民代さんをはじめ、城田優さん、上白石萌音さんなど他の映画で主演が出来るくらいの豪華キャスト。
是非、白黒映画のキャスティングにも誰が登場しているか確認しながら観るのも楽しみの1つでしょう。

3点目:伏線回収が見事

脚本は助監督も務める片島章三氏。
幼少期に出会う俊太郎と梅子ですが”キャラメル”や”俊太郎が披露した活動弁士の続き”、泥棒一味の時に一緒に持っていった”大金の行方”など、終盤見事に回収されます。

タンスを使ったシーンの喜劇など、笑えるところだけでなく伏線回収の時には感動できる箇所もあり、2時間7分の映画に見どころがたっぷりつまっています。