今回取り上げる映画は2019年4月19日に公開された「キングダム

原泰久氏による漫画を原作とした実写化映画です。

映画「キングダム」あらすじ

紀元前3世紀の秦時代の中国、戦争孤児であり農民に雇われ奴隷として働いていた二人の少年、信(山﨑賢人)と漂(吉沢亮)。

2人は天下の大将軍を夢見て日々隠れて剣術を練習をしていました。

何年もの月日が流れたある日、秦王・贏政に仕える大臣・晶文君が通りかかり二人の剣術を見て、漂だけを王都へと招きます。

場所は違くとも目指すところは一緒だと二人は誓い合い、信は今まで以上に働き、剣術も極めていきました。

しかし、ある夜、漂が血まみれの姿で信のもとへ戻ってきました。

実は、贏政と顔が似ていたため影武者として王宮へと呼ばれたのでした。

王の弟・成蟜がクーデターを起こし、漂は贏政の身代わりとなり命を落としたのです。

その事実を知った信は憤慨し贏政を恨むのですが、漂が自らの意思で贏政とその仲間を命懸けで守ったことを知り、天下の大将軍になるという二人の夢をより一層強く追いかけ始めます。

味方の少ない中、王宮奪還のため成蟜の討伐へと向かう信と贏政の運命はいかに。

映画「キングダム」見どころ3点

なんと言っても1点目は原作の世界観が忠実に再現されている点です。

主演の山﨑賢人もファンであるという大人気の原作の世界観がどこまで出せるか。

アニメなどの実写化で必ず課題になり期待されている部分です。

その点、キングダムは登場人物のキャラクターや衣装などとても再現度が高く、期待値を超えるほどのものでした。

続いて、2点目が演者がキャラクターを演じきっている点です。

王騎を演じる「大沢たかお」さんはこの役に合わせて10kg以上も体重を増やし、見事に王騎の貫禄を映像でも見せつけています。

そして、楊端和を演じる「長澤まさみ」さんはあまりの美しさに楊端和だけのスピンオフを出そうという噂が出るくらいにハマっています。

特に吉沢亮が演じた秦王・贏政の衣装は再現度が高かったように思います。

戦闘シーンでは赤く長い袖が映え、それに加え、舞うような剣さばき。

惚れない人はいないではないでしょうか。

そして何といっても3点目はアクションシーンです。

森の中であったり、王宮の中であったり、状況も様々なので、その場面ごとに敵からの攻撃や戦い方が違く面白みがありました。

敵のキャラクターの個性が強いのにも関わらず数分の戦闘シーンしか出てこなかったのでなんだかもの悲しさはありましたが、この贅沢な敵役の使い方映画全体の豪華さ、

豪勢さに繋がっているのだなと感じました。

数々の戦闘シーンの中で、信のスピード感があふれキレのある剣さばきは、熱い思いが直に感じられ、とても迫力がありました。

信がだんだん強くなっていくのを時間の流れと共に実感できるのも魅力的なポイントだと思います。

また、出演者の橋本環奈さんは、アクションばかりのまじめな印象が強くなってしまいそうなストーリーにユーモアを取り入れる役として、かわいらしさや面白さ表を存分に表現していたといった印象を受けました。

同じく長澤まさみさんは、女の人の強さを美しく表されていて同性ではありますが惚れ惚れとしてしまいました。

このお二方もかなりの重要人物なので作品を見る際にはぜひ注目して頂きたいです。

映画「キングダム」感想

この物語は、中国の歴史をそのまま反映しています。

キングダムで描かれているのは、七つの国で割れていた中国を初めて統一しようという時代です。

戦国時代の、戦乱の世である中国の様子が忠実に映像化されていたのは、世界史が好きな私にとってたまらないものでした。

信を演じた山﨑賢人は、テレビに出始めてきたころは恋愛映画のイメージが強かったのですが、今作では熱い思いを抱く少年を見事に演じきっており、漂が死んでしまい声をあげて泣くシーンでは脅威すら感じました。

そして、漂、贏政、と全く違う雰囲気を持つ二役を演じた吉沢亮は、表情や仕草などが役によって変わっているのがよくわかり、一人で二人の人物を演じているという異様なストーリーの中にも自然と入り込むことができました。

特に、優しく温かい漂のまなざしと、キリっとしていて冷めた印象のある贏政のまなざしは、同じ人物が演じていると思えないほど素晴らしいものだったように感じます。

今回の映画は、原作の漫画の十分の一しか作られていないので、次回作があることを期待したいと思います。

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