今回スポットライトを当てる映画は2019年4月12日に公開されたアメリカ映画『ハンターキラー 潜航せよ』。

アメリカ海軍や国防省が全面協力した“潜水艦モノ”のアクション映画です。

同作は2012年に出版されたモノホンの潜水艦の艦長とジャーナリストが書いた小説『ハンターキラー 潜航せよ』を映画化したもの。

『ハンターキラー 潜航せよ』あらすじ/米国の原潜にくだった極秘指令

『ハンターキラー 潜航せよ』の物語は、ロシア近海で起きた潜水艦の消息不明事件から始まります。

ロシア原潜と極秘裏に同艦を追っていたアメリカ原潜が消息を絶ってしまうのです。

アメリカ海軍は事件の真相を解明すべく、“ハンターキラー”と呼ばれている攻撃型原潜の派遣を決定。

ジョー・クラス(ジェラルド・バトラー)に白羽の矢が立ちます。

同じ頃、ロシア海軍基地でクーデターが発生。

アメリカに対して戦争も辞さない姿勢を示すロシアの国防大臣が、同基地に訪問中のロシア大統領を監禁してしまいます。

これを機に、アメリカとロシアの緊張状態は一気に高まり、両国は臨戦態勢に突入することに。

事態を重く見たアメリカ国防省は、この状況を打開するべくある作戦を発動させます。

それは、ロシア大統領が監禁されている海軍基地に特殊部隊を向かわせ、同国の大統領を救出するというものでした。

ジョーの乗る原潜に話を戻すと、消息を絶っていたロシアの潜水艦の残骸を海底で発見。

内部から爆発されていることに気づき、アメリカ原潜が攻撃していないことを悟ります。

しかし、その直後魚雷による攻撃を受けてしまいます。

海面ギリギリ、氷床の影に隠れていたクーデター派の潜水艦が発射してきたのです。

ジョーの的確な判断により魚雷をかわし、相手を撃沈することに成功。

再びロシア潜水艦の調査を行なうと生存者がいることが分かり、救助することを決めます。

生き残っていたのはわずか数名。

その中にロシア原潜の艦長・アンドロポフもいました。

ジョーはアンドロポフを同じ潜水艦乗りとして信じ、ロシア情勢や大統領救出作戦のことを教え協力を仰ぎます。

話を聞いたアンドロポフは協力することを誓い、救出部隊の合流地点に向かうべく、様々な機雷が待ち構える海域を越えることに。

【ネタバレ注意】『ハンターキラー 潜航せよ』のラスト(結末)/信頼関係が生んだまさかの結末

次は『ハンターキラー 潜航せよ』のラストをネタバレ解説しましょう。

ジョーの乗る原潜はロシア大統領と救出部隊と合流。

目標海域からの離脱を図ります。

しかし、ロシアの駆逐艦が追跡。

駆逐艦の乗員はアンドロポフがかつて鍛えた部下だけあって、的確な攻撃でジョーたちを追い詰めていきます。

ジョーはこの危機を脱するべく、一か八かの行動をとることに。

アンドロホプに駆逐艦に対して攻撃停止を呼びかけることにしたのです。

駆逐艦の乗員一人ひとりの名前を呼び上げるアンドロポフ。

駆逐艦の乗員はかつての艦長の声を聞き、クーデター派の上官の命令を無視し停戦の呼びかけに応じるのでした。

ジョーたちが安堵したのも束の間、新たな脅威が迫ります。

ロシアの国防大臣の命令によって海軍基地から対艦ミサイルが発射されてしまったのです。

ジョーの部下は反撃を打診しますが、ジョーは神妙な面持ちで黙っているだけ。

反撃の命令を出しません。

なぜなら、海軍基地を攻撃してしまうと、アメリカとロシアの全面戦争の引き金を引いてしまうことになるからです。

ミサイル接近の警告音が鳴り響く艦内。

あと数十秒で被弾するまさにその時、突如ミサイルが爆発し、間一髪のところで難を逃れます。

なんと、ロシアの駆逐艦が対艦ミサイルを迎撃したのです。

そして、海軍基地に向けて駆逐艦がミサイルを発射。

この攻撃によってクーデター派は壊滅するのでした。

歓喜に沸く艦内。

ロシア大統領がジョーに「何故こうなるとわかったのか」と聞くと、「彼らが助けてくれると願っていたんです」と答えるジョー。

クーデター派が壊滅したことで、アメリカとロシアの緊張状態は解消され、ジョーとアンドロポフは艦上で握手を交わしてそれぞれの帰路に着くのでした。

【ココが◎】『ハンターキラー 潜航せよ』感想/リアルな描写と地と海の戦いが楽しめる

次は『ハンターキラー 潜航せよ』の良かった点を述べていきましょう。

良かった点は主に2つあります。

1つずつサクッと解説します。

米軍の協力もあって艦内がリアル!だから緊張感も伝わる。

『ハンターキラー 潜航せよ』の魅力はこれに尽きますね。

アメリカ原潜に乗船したのかと思うくらいセットがリアルなんです。

なんでも、主演のジェラルド・バトラーや監督は、アメリカ原潜に実際に乗船。

艦内の緊迫感や内部の様子を目にしたのだとか。

この体験から最新鋭の潜水艦を完璧に再現したセットが作られたといいます。

それこそ、ケーブルの一つ一つも細かく再現したというから驚きです。

こうして完璧に再現されたセットの中で役者が演じているため、映画を観ているこっちにも緊迫感が伝わり、作品に没入できましたね。

緊張感を楽しみたい方にオススメの映画だと思います。

特殊部隊の戦闘シーンも楽しめる。一度で二度オイシイ戦争映画。

先ほど紹介したあらすじではジョーが乗る潜水艦にフォーカスしてお伝えしましたが、本編ではロシア大統領を救出するべく派遣された特殊部隊の活躍もちゃんと描かれています。

数名のネイビーシールズがロシアの海軍基地を急襲して同国の大統領を救出する。

なんともしびれる展開じゃないですか。

「ちょっと不謹慎だけど、ドンパチの多い戦争映画が好き」という方なら、見応え十分の戦闘シーンが多々あるため、オススメです。

潜水艦映画ではありますが、地上での戦いも楽しめるのは、この映画の良さですね。一度で二度オイシイ映画です。

【ココが☓】『ハンターキラー 潜航せよ』感想/意外と潜水艦のアクションが少ない

良い面があれば必ず悪い面がある。

次は『ハンターキラー 潜航せよ』で惜しいなと思った点をサクッと解説します。

潜水艦映画ではあるものの、意外と潜水艦の戦闘シーンが少なくて残念

これは本当に予想外でした…。

潜水艦の戦闘シーンが本当に少ないんですよね。

あらすじで書いたクーデター派のロシア潜水艦とのバトルくらいです。

あとは機雷をなんとかかわして潜航するシーンや、駆逐艦から発射された機雷攻撃から逃れるシーンがメイン。

映画のラスト、駆逐艦との戦闘も期待していましたが、アンドロポフ艦長のスピーチで結局交戦せずに終わってしまいました。

「信頼関係により戦争が回避された」という展開は平和的で良いといえば良いのですが、潜水艦のバトルを期待していた私としてはガッカリでしたね。

そのため、THE・潜水艦映画のバトルを期待している方にはちょっと物足りないかもしれません。

それならやっぱり映画『Uボート』とかが良いですね。

以上、『ハンターキラー 潜航せよ』の紹介でした!