当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています。

世界中から愛された伝説のバンド『THE BEATLES』がもしこの世の中に存在していなかったら?

もし世界中でビートルズを知っているのがミュージシャンの自分だけだったら?
というワクワクする設定の映画『イエスタデイ』。

21世紀を代表するアーティスト”エド・シーラン”が本人役で登場することでも注目を集めました。

結論から言ってしまえばビートルズを知らなくても十分楽しめる映画であり、ビートルズを改めて聴きたくなる映画です。

タップ(クリック)で目次が開きます

『イエスタデイ』作品情報

 

原題 Yesterday
公開 2019年10月11日(日本)
監督 ダニー・ボイル『スラムドッグ$ミリオネア』等
脚本 リチャード・カーティス『ラブ・アクチュアリー』等
主なキャスト ヒメーシュ・パテル、リリー・ジェームス、エド・シーラン、ケイト・マッキノン
ジャンル ファンタジーコメディ
上映時間 117分

>>映画『イエスタデイ』無料動画をフルで視聴する2つの方法

『イエスタデイ』予告動画

イエスタデイ本予告編

『イエスタデイ』あらすじ

売れないシンガーソングライターのジャック(ヒメーシュ・パテル)と幼馴染のエリー(リリー・ジェームス)はジャックのマネージャーも兼ねている友達以上恋人未満のパートナー。
ステージの契約を取ってきても小さなステージで、ジャックはミュージシャンを辞めようとエリーに告げます。

ジャックが夢をあきらめたその帰り道。
12秒間、世界規模で謎の大停電が発生!交通事故にあって目を覚ますと...
ビートルズが存在していない世界、ジャックだけがビートルズを知っている世界に変わっていました。

映画イエスタデイでイエスタデイを披露するジャック

(C)Universal Pictures

ジャックは翌日、事故にあった事で壊れたギターを新しくプレゼントしてもらいます。
そこで披露したのが「Yesterday」。
友人たちは素晴らしい曲だ!と褒め称えますがジャックはバカにされていると感じます。

しかしネットで検索してもビートルズが検索結果にひっかかってきません。
ようやくジャックはビートルズが本当に存在していないことに気づきます。

両親には「Let It Be」を披露。

ここから歌詞やメロディを覚えているだけ必死に書き出します。

ヒットすることが分かっている曲を手にしたジャックはミュージシャンとして売れていくのでしょうか?

ビートルズの曲を歌い続けてもなかなか売れるきっかけを掴めずにいたジャック。
自分の才能が無いのかとあきらめたかけたある日、ジャックの歌を聞いたエド・シーランが自宅に尋ねてくることで転機が訪れます

エド・シーランのツアーの前座として一緒にツアーを回ってほしいという願ってもないチャンス!
もちろんその場でOKを出しますが、マネージャーでもあるエリーには仕事があるため参加できません。
ここからジャックは名声と引き換えにエリーとの溝が深まっていってしまいます。

SNSでの拡散やマーケティングチームの実力もあり、ジャックはすっかり時の人。
エリーは久しぶりに地元へ戻ってきたジャックに会い、今まで隠していた想いを告げます

『イエスタデイ』ネタバレラスト

映画イエスタデイで再開するジャックとエリー

(C)Universal Pictures

エリーは”一夜限りの枠”ではなく、ジャックの”特別な枠”に入りたい。
ジャックも本当に凄いのはビートルズであり、自分の実力ではないこと。
いつしか盗作がバレるのではないかというストレスに悩まされ、エリーと過ごした頃に戻りたい
と考えるようになります。

そんな時にジャックの元へやってきたビートルズを知る謎の2人。
3人だけになり、ジャックは「盗作で逮捕されるのでは。という緊張があった」ことを告白。
2人からは「ビートルズの曲を楽しませてくれる機会を作ってくれたことに感謝」の言葉をかけられます。

自分が罪の意識に悩まされていたことや本当に求めていたことがハッキリしたジャック。
エド・シーランにあるお願いをします。

それはエド・シーランのツアーにサプライズゲストとして登場させてほしいというものでした。

そしてサプライズゲストとして登場したジャック。

  • 自分の曲は”ビートルズ”というバンドの曲だったこと
  • ビートルズの楽曲を全世界で楽しめるように無料ダウンロードにすること
  • エリーへ自分の気持ちを告げる

ビートルズの楽曲によって手にするはずだったカネや名誉を全部捨てて、エリーとの愛を選ぶのでした。

『イエスタデイ』見どころ4点

1点目:ヒメーシュ・パテルの歌唱力

この映画を観て感動できた大きな理由の1つに、主演のヒメーシュ・パテルの歌唱力に全く違和感が無かった。
むしろビートルズを歌えていたこと
でしょう。

オーディションの末、この役を掴んだヒメシューですが当初は外で歌う「イエスタデイ」は実際の曲を後から当てる。
つまり口パクの予定でした。
しかし、実際に歌を聴いた監督がそのままヒメシューの歌を採用することになります。

外の風の音などそのまま聞こえてくる中、初めてビートルズの歌を披露するイエスタデイは必聴ですし、その後にいくつも出てくる曲にも耳を傾けてください。

2点目:エド・シーラン

映画イエスタデイに登場するエド・シーラン(本人役)

(C)Universal Pictures

21世紀を代表するアーティスト”エド・シーラン”が本人役で登場することにも注目です。
映画の中でエド・シーランの代表曲「Shape Of You」などを聞くことが出来ます。

改めてエド・シーランが素晴らしいミュージシャンであることは誰もが認めるところですが、その本人自らビートルズには敵わない。と発言するシーンがあり、ビートルズへのリスペクトを感じました

ラップについてディスるところなど、エド・シーランの事を知っているとより一層映画が楽しめます。

ちなみにジャックの恋愛はエド・シーランの恋愛を元にしているとプライベートでも仲の良いダニー・ボイル監督が暴露しています。

3点目:仮に自分ならカネや名誉か?それとも愛か

映画イエスタデイでイエスタデイを披露する瞬間

(C)Universal Pictures

この映画は誰もが一度は想像したことがあるだろう「もし、ヒット曲を生み出したのが自分なら?」という内容を実際に主人公に投影して観ることのできる映画です。

ヒット曲を自分が世に出すことで”毒杯”いわゆる狂ってしまうくらいのカネや名誉を手にするのか?
それとも元の自分が欲しかった愛を手にするのか?
問うている作品でもあります。

観ているあなたが欲しかったものとは?
是非、主人公になったつもりで鑑賞してみては?

4点目:ビートルズの楽曲

映画「イエスタデイ」にはビートルズに対しての愛が詰まっています。
ダニー・ボイル監督自ら「これはビートルズへのラブレターだ」と言っていることからも明らかでしょう。

約2時間の中で披露されるビートルズの曲は10曲以上!

1曲1曲が素晴らしく、ビートルズの楽曲がいかに世界的なムーブメントだったか感じることでしょう。

『イエスタデイ』感想

映画イエスタデイでビートルズを披露するジャック

(C)Universal Pictures

個人的な意見ですが、初日、午前中に映画館へ足を運びましたが観客の殆どがビートルズとともに青春時代を過ごしたと感じる客層でした。
(金曜日の朝イチに行ける客層がそもそも限られていますが...)

しかし、私のように生まれてきた時にはビートルズがいなかった世代でも違和感なく楽しめます

四半世紀以上も前のバンド「ビートルズ」の曲が全く色あせていないどころか今聞いても新鮮で、ヒット間違いなしだと感じます。

耳で良い曲だと感じる以上に、直接心に響いてくる曲ばかり。
字幕で歌詞の意味が分からなくても、心揺さぶられるビートルズの曲。

改めてビートルズの偉大さを感じますし、当時の熱狂を知っている人たちが羨ましいとも感じました。

ビートルズの曲を間違いなく、この後聴きたくなる衝動に駆られる映画です。

ビートルズのメンバーがただ単に音楽が優れていたのではなく、スターダムに一気に駆け上がっていく際のストレス等、器もすごいメンバーたちで、誰か1人でも欠けていたらビートルズが誕生しなかったと思うと奇跡って時に起きるべくして起きるのだと感じます。

『イエスタデイ』評価

映画イエスタデイでホテルの上でビートルズを熱唱

(C)Universal Pictures

ボヘミアン・ラプソディやロケットマンなどミュージカル伝記としての映画ではなく、純粋にビートルズに対してのリスペクトが詰まった映画です。

公開前はパクリという声も聞こえてきましたが、観ると分かります。

仮にビートルズの曲を知っているのが自分だけなら?という妄想だけでなく、

  • コカ・コーラがこの世に無かったら
  • Oasisの曲を知っているのが自分だけなら
  • ハリー・ポッターを知っているのが自分だけなら

様々な妄想を入れており、ファンタジーだけでなく笑えるコメディ要素のある映画でもあります。
ジャックが有名になっていくのもSNSなのが今風ですし、マーケティングチームの戦略は本当に素晴らしいものがあり、仕事としても役に立つヒントがあると思います。

逆にミュージカルとして期待していくと残念な結果になります。

最後にジョン・レノンがもし生きていたら。
という設定で78歳のジョンが伝えるメッセージにも注目してください。

オノ・ヨーコさんとの恋愛など、本当にビートルズの事が大好きじゃなければ作れない映画であり、ビートルズを知らない世代にも是非観てほしい作品です。

合わせて視聴したい
スポンサードリンク