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ベストセラー作家スティーブン・キングの大人気作品を映画化したホラーエンタテイメント『IT/イットそれが見えたら終わり』の続編となる『IT/イット THE END"それが見えたら、終わり』

  • 前作以上のホラーなのか?
  • 本当に完結するのか?
  • ペニーワイズのメッセージとは?

という疑問を個人的にネタバレありで感想として紹介します。

少しだけ触れておくと、ルーザーズだったことを恥じずに、忘れずに前に進め!という勇気を与えてもらいました。

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『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』作品情報

原題 It:Chapter Two
公開 2019年11月1日
監督 アンディ・ムスキエティ
脚本 ゲイリー・ドーベルマン
原作 スティーブン・キング
主なキャスト ビル・スカルスガルド、ジェームズ・マカヴォイ、ジェシカ・チャステイン他
ジャンル ホラー、R-15指定
上映時間 169分

『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』予告動画

『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』本予告編

『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』感想

それぞれの怯えに対して姿を変える『ペニーワイズ』
27年前の子供時代に植え付けられた恐怖やトラウマを克服したように思えた7人のルーザーズ。

しかし、街から距離を置いたいた人ほど当時の記憶を忘れていました。

つまりそれぞれの怯えを克服したのではなく、忘れることで克服したのだと自らを言い聞かせていました。

私達も子供時代の忘れたい記憶がいくつかあると思います。
実際に忘れてしまっている”忘れたい記憶”があるかもしれません。

ペニーワイズはそんな私達に「忘れるのではなく、その時の気持ちすらもバネにして進め」と勇気づけてくれるメッセージにも感じました。

実際にベンとビバリーは27年前の記憶が蘇った上で、それでもお互い密かに抱いていた恋心があったからこそ大人になって結ばれることになりました。

スタンリーは街に戻る恐怖を克服できず、自らを断つという最悪の決断を下します。
スタンリーは過去に囚われてしまったままでしたが、残ったメンバーにはこれからの未来を生きろ!とスタンリーの手紙とペニーワイズから後押しされる気持ちになります。

エンドロールが流れる前から映画館の中では、鑑賞している人たちからの感動ですすり泣く声が聞こえてきたのも「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」に対して日本人なりのスタンディングオベーションだとも感じました。

エンドロールの最後まで見てほしいです。

『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』レビュー

前作(IT/イット“それ”が見えたら、終わり。)は青春群像劇で、続編としてはルーザーズ7名を一人ひとり丁寧に描いたからこそ169分という長編映画でしたがまとまっており最初から最後まで惹きつけられました。

前作を観ていない人は途中出てきた精神障害?のナイフを持った男が誰だかわからないし、何故襲ってくるのか理解できない。
ルーザーズ達が抱える怯え(トラウマ)も分からないとストーリーについていけないので、必ず前作を観てから鑑賞することを強く勧めます。

また、前作を動画配信等で観た人がペニーワイズを演じているビル・スカルスガルドが超絶イケメンだと知ったことでペニーワイズを観ても怖くないと思うかもしれません。

しかし、怖さを十二分に体験して頂くためにも映画館で観ることをオススメします。

突然出てくる映像の迫力、音楽の迫力は思わず身体がビクッ!となってしまうホラーならではの体験が待っているでしょう

ただし、エンディングの持っていきかたからも、ホラー映画ならではの恐怖を期待して鑑賞すると物足りなさを感じることでしょう。

\あなたはもう鑑賞した?/

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