ディズニー映画の中でも人気の高い『トイストーリー』がついに第4弾として帰ってきました。
『トイストーリー3』で長年のおもちゃの持ち主であったアンディとの別れを経験したカウボーイ人形のウッディを始めとした沢山のおもちゃたち。
第4弾では新しい持ち主となったボニーのもとでの生活が描かれるが―。

トイ・ストーリー4あらすじ

ボニーの家で暮らすウッディを含む沢山のおもちゃたち。
クローゼットの中でボニーがおもちゃで遊び始めるのを今か今かといつも待っているが、いざボニーがやって来ると遊びに選ばれたおもちゃたちはウッディ以外。
そう、ウッディはいつしかボニーから大切なおもちゃとして選ばれなくなっていたのだった。

そんなある日、ボニーは保育園のプレスクールに行くことになる。
保育園に行くことが嫌で泣いてしまうボニーが心配でたまらないウッディは他のおもちゃたちの反対を押し切ってこっそりリュックに忍び込んでついて行く。
びくびく怯えながら保育園で過ごすボニーが工作の時間に作ったのは先割れスプーンやモールなどを合わせて作った…

そう、いわゆるゴミを集めて作った人形、フォーキーだった。
フォーキーを作ったことで一気に笑顔になったボニー。

この日からボニーの一番のお気に入りはフォーキーとなったが、一方のフォーキーは自分のことをゴミだと思い込み、隙があるとゴミ箱に飛び込もうとする

ボニーのことを考え、何度もフォーキーを制止するウッディだったが、ついにボニー一家との旅行中、窓から飛び出したフォーキーを止めることが出来ず、フォーキーをボニーのもとへ返す為、一人外の世界へ飛び出すのであった。

トイ・ストーリー4結末(ネタバレあり)

思いの外すぐにフォーキーを道端で見つけたウッディはフォーキーにボニーのもとへ帰るよう説得する。
旅先に到着しているボニーのもとへ向かう道すがらウッディから語られたのはおもちゃであるということがどういうことなのかということ―
そこでウッディは無意識のうちに幸せだったアンディと過ごしていた時代を懐古するのであった。

無事にボニーのもとへたどり着いたウッディとフォーキーだったが、ボニーのもとへ行く直前ふと目の前のアンティークショップが目に入る。
そこでランプを見たウッディはかつてアンディの家でともに過ごしていたボーがいるのではないかと考える。

ボーを探そうとアンティークショップに忍び込んだウッディ達はそこにいたおもちゃの住人、製造不良で背中のひもを引っ張っても声が出ないギャビー・ギャビーや腹話術人形たちに出会うが、ギャビー・ギャビーの狙いはただ一つ、ウッディの背中についている音声装置を手に入れておもちゃとして子供に貰われることであった。

何とかギャビー・ギャビーたちから逃れたウッディはギャビー・ギャビーたちに捕まったフォーキーを救う手立てを考える。
そんな時、公園でウッディは探していたボーに出会うのであった。
おもちゃとして第二の子供に貰われた後、アンティークショップで子供に貰われるのを待ち続けたボーは広い世界を見る為にアンティークショップを抜け出し、自由にたくましく生きていた。

ボーに協力を頼みフォーキーを救出しにアンティークショップに戻るウッディたち。
しかし救出は失敗し、諦めるよう説得されたボーにも「おもちゃの幸せは子どもの側にいることだ」と真っ向から対立し見放されてしまう。
1人フォーキーを助けに戻ったウッディはギャビー・ギャビーの願いを聞き入れフォーキーを返してもらう代わりに背中についている音声装置をギャビー・ギャビーにあげるのだった。

子どものもとで幸せになりたいと願うギャビー・ギャビー、フォーキー、そして助けに戻ってきてくれたボーたちと共にボニーのもとへ向かうウッディたち。
ギャビー・ギャビーは無事に子どもの手に渡り、ボニーのもとへ帰るだけだったが―。
ボーと別れを告げる時、ウッディは子どもに必要とされなくなってもおもちゃとして自由に生きているボーの姿を見て考え込んでしまう

その時、長年の友人であったバズ・ライトイヤーの「ボニーは大丈夫だ」という言葉を聞いてウッディは自分の内なる声に耳を傾ける。
そう、それはボーとともに新しい世界を見ることだった。
ウッディは長年共にいたおもちゃたちに別れを告げ、新たな冒険の旅に出るのだった。

トイ・ストーリー4のメッセージ『迷子のおもちゃとは』

今回の物語のテーマとしてウッディやギャビー・ギャビーの口から頻繁に「迷子のおもちゃ」という言葉が出てくる。
それは子どもという特定の持ち主がいないおもちゃのことだ。
持ち主がいる、ということに固執しているかのように見えるウッディだが、フォーキーに道すがらおもちゃであるということがどういうことか語る時、本当は持ち主に必要とされていない今の自分の状態も迷子のおもちゃと変わらない、ということに気付いていたのではないだろうか。

それは長年の友人であるバズも同様に気づいており、最後ウッディが去っていく姿を見たとき「彼はもう迷子ではない」という言葉を口にする。
おもちゃとして自分の存在意義をどこに見出すのか、それが今回のテーマとなっている。

トイ・ストーリー4の感想

子どもたちのおもちゃへの愛情は日に日に変わる。
それは大人になるにつれておもちゃが必要でなくなってしまう、ということでもあるし、興味の対象がどんどん新しいおもちゃへと変わってしまうことでもある。
過去の幸せな記憶に固執し、現状を受け入れられない「迷子」の姿はおもちゃだけではなく、私たち人間の姿にも当てはめることができるのではないだろうか。

トイ・ストーリー4まとめ

トイストーリーシリーズとしては『トイストーリー3』の終わり方がとても感動的であった為、その延長線上でボニーの家でも大切に遊ばれているウッディを想像していた人からすると少し物足りなく感じるかもしれない。

実際、ウッディがボニーの父に故意的ではなくとも踏みつけられたり、誇りまみれになっていたりと大切にされていないおもちゃ、として乱暴に扱われている姿には胸が痛む。

だが、今回の物語は前述したようにおもちゃの人生だけではなく、私たちの人生にも投影しやすくなっている。
前回までのシリーズと同様におもちゃで遊んでいた懐かしい時代を思い出しつつ、自分の今の役目が終わった時、次の人生をどう歩むのか

凝り固まらず、刻々と変わる現状の流れにそって柔軟に適応し、次のステージに進み生きていく姿勢を私たちはウッディから学べるのかもしれない

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