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(C)2019 松竹株式会社

新しく撮影された登場人物たちの今を描く映像と、4Kデジタル修復によって蘇った寅さんのシリーズ映像が見事に融合。

山田洋次監督が渥美清さんに捧げる「男はつらいよシリーズ続編最新作」

昭和の人気者寅さんが平成を飛び越え令和の時代に登場!

ずっと寅さんを待っていた人も、初めて出会う人も寅さんの言葉に元気づけられ新たな人生の一歩を踏み出すきっかけをもらえる映画です。

第1作の公開から50周年となる2019年、50作目の最新作が誕生。

懐かしい寅さんの思い出と共に、大人になった満男(吉岡秀隆)とイズミ(後藤久美子)の再会を描く。
寅さんシリーズを全く知らない世代にも、寅さんの良さが伝わってくる作品です。
もちろん、これまでのシリーズを見た人は懐かしい感情が芽生えてきます。

『男はつらいよ50 お帰り 寅さん』作品情報

公開 2019年12月27日
監督 山田洋次
脚本 山田洋次
主なキャスト 吉岡秀隆、後藤久美子、渥美清、倍賞千恵子
ジャンル ヒューマンドラマ
上映時間 116分

『男はつらいよ50 お帰り 寅さん』予告動画

『男はつらいよ50 お帰り 寅さん』あらすじ(ネタバレなし)

サラリーマンを辞めて念願の小説家になった満男(吉岡秀隆)は、中学生の娘ユリ(桜田ひより)と2人暮らし。
亡くなった妻の7回忌の法事で久々に実家に帰った満男は両親や親戚たちと昔話で伯父の寅さん(渥美清)を懐かしむと共に再婚の可能性について探られる。

海外でバリバリのキャリアウーマンとして働いているイズミ(後藤久美子)が、たまたま日本に帰ってきた合間の休日に訪れた書店でなんと満男の出版サイン会が行われていた。
満男もまさか海外にいる初恋の相手が並んでいるとは思わず、再会の瞬間激しく動揺するも嬉しさを隠せない。

サイン会が終わるまで待ってもらい、満男がイズミを「合わせたい人がいる」と連れて行った先はジャズ喫茶。

そこはイズミも高校生の時に会っていた、かつて寅さんの恋人リリー(浅丘ルリ子)の店だった。

懐かしい人達との寅さんの思い出話で盛り上がると同時にリリーから寅さんに求婚された過去を明らかにする。

結局は結ばれることはなかった寅さんとリリーの話を聞いて満男の心は揺れ動く。

妻が死別していることをイズミに隠す満男。

イズミは夜、満男の実家で一緒にご飯を食べ、家族の暖かさに触れる。
自身が抱えている実の両親の問題と向き合う事を満男から後押しされる。

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寅さんならこんな時なんて言うのか??

寅さんの名シーンと名言を振り返りながら観るシリーズ続編!

『男はつらいよ50 お帰り 寅さん』見どころ3点

1点目:振り返る寅さんの名シーンと名言

『男はつらいよ50 お帰り 寅さん』最大の見どころと言っても良いのは寅さんの名シーンと名言が度々スクリーンに紹介される点です。

シリーズを見た人にとっては懐かしさと、昭和から令和に時代が変わっても刺さる寅さんの名言。

ご存知、寅さん演じる渥美清さんは亡くなっており、代役も立てていないことから新しい寅さんを観ることは叶いませんがファンにとっては嬉しいシーンがたっぷり見れるでしょう。

もちろん、全く寅さんシリーズを知らなくても楽しめる内容です。
渥美清さん演じる寅さんが何故昭和の国民に愛されたのか垣間見ることができるでしょう

2点目:満男とイズミの物語

亡くなった妻の父親からも「再婚を遠慮せずに。」と言われ、娘からも「再婚」を後押しされるような言葉をかけられる満男。
そんな時に出会った初恋の相手イズミの登場。

満男はイズミが抱えている両親の問題と向き合うことを助ける事になりますが、イズミも満男の優しさに触れて当時を懐かしむと同時に、何故海外で働く必要があったのか打ち明けます。

もし、満男とあの時一緒にいることができれば...と頭をよぎるも海外にいる夫や子供がいる現実。

満男はそのまま妻が亡くなっている事を隠したままイズミを海外へ見送るのか?

寅さんに変わって満男が、マドンナ役にイズミでお送りする『男はつらいよ50 お帰り 寅さん』が見どころです。

3点目:新キャスト

冒頭に登場し、主題歌を歌い上げる寅さんを演じた桑田佳祐(サザンオールスターズ)や、濱田マリ、林家たま平(噺家)、カンニング竹山など自らが寅さんの大ファンと公言している豪華な出演陣も見どころです。

決して物語の重要な役どころという訳ではなく、ちょい役ですが今まで登場しなかったキャストを探すのも楽しみの1つです。

登場シーンの多い満男の娘役、桜田ひよりさんは「寅さんを全く知らずに」オーディションを受けたんだとか。
可愛い娘役にも注目です。

『男はつらいよ50 お帰り 寅さん』ネタバレラスト

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書店で偶然再開した満男とイズミ。
2人は寅さんの昔の恋人リリーのもとを訪れ、そこで寅さんとの思いがけない過去を聞かされる。
翌日、満男とイズミは入院しているイズミの父親へ会いに行く。

道中、昔を懐かしみお互いの想いを確認する。
再び手を握りあう二人だが...

病院にはイズミの母親も待っており、複雑な気持ちを抱えたまま父親と再開する。

イズミは母親と別れたこと、母親に対して暴言を吐く父親を許せずにいたがこれが会えるのが最後かもしれない。
と車で送ってくれた満男に感謝する。

帰り道では母親とも口論となってしまうが、こんな時伯父さんだったらなんて声をかけるか。
と考えながら満男はイズミに言葉をかける。

イズミが再び海外へ出発する当日。
空港まで見送りにやってくる満男。

イズミから想いを聞かされ、ついに妻が亡くなっている事を打ち明けた満男。

隠していたことを謝る満男だが、そこも満男の優しいところ。
そういうところに惹かれた。と答えるイズミ。

青春時代の口づけ同様、イズミから満男へたっぷり気持ちが込められたキス。
そのまま家族の元へ帰っていくイズミ。

そして満男はいまいち乗り気になれなかった次回作の執筆を行うことを出版社の担当へ告げる。

それは寅さんとの思い出が詰まった次回作でした。

『男はつらいよ50 お帰り 寅さん』感想

『男はつらいよ50 お帰り 寅さん』を見た感想ですが、山田洋次監督をはじめ、制作陣とキャストから寅さん演じる渥美清さんへの愛を感じました。

時折4Kデジタル修復によって蘇る寅さん。
その言葉には時代を超えて心を動かす温かみがありました。

男はつらいよシリーズを知っている人からすれば、当時の懐かしさがこみ上げてくることでしょう。
全く知らない世代の人からすれば、男はつらいよシリーズは1話完結物語であり、今回も同様ですのでこれをきっかけに過去作品を見てみようという気持ちになることでしょう。

親戚が集まってきたり、近所の人たちが自分の家に入ってくるのはアニメ「サザエさん」同様、今の世代にはイメージし辛い点もあると思います。

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昭和の時代ってこういう時代、生き方、家族のカタチだったんだな。
と歴史資料としても面白いかもしれません。

オープニングの主題歌を桑田佳祐さんが寅さんに扮して歌っていますが、寅さんのイメージが強い人にとっては抵抗があるかもしれません。

逆に寅さんを知らずに、出川哲朗さん、カンニング竹山さん、池脇千鶴さんなど新キャストがどんな登場してくるのか楽しみに映画を観た人にとってはがっかりする内容でしょう。

私もその1人でしたが、カンニング竹山さんは編集長として登場しますが顔を見ると飯に誘うからあだ名が「メシダ」
そのメシダにトイレで誘われるスタッフとして一瞬登場するのが出川さん。

予告だともっと登場シーンがあるのかと思ったらこれだけ...
だったら予告に入れるのは卑怯じゃない?とも感じました。

池脇千鶴さん演じる担当編集と、作家満男の恋愛を匂わせておきながらなにもない。
続編に繋げる??けど誰も観ないよね。ここはいらなかった設定じゃない?

少しでも新しい世代に観てほしいということでしょうが...
映画館に足を運んでいる人は年齢層高めだったし、気持ちは分かります。

最後に、イズミの母・礼子(夏木マリ)が好きになったのはワタシ的には寺尾聰なんですよね。
寺尾さんだから出せる男性的な魅力があったと思います。

キャスティング的に無理なのは分かりますが、橋爪功じゃあ違和感を覚えるファンも出てくるのかなぁ。思いました。

良い点もあれば、時が経っている分、どうしても無理が生じている点は全体が良かっただけに残念でした。
続編はもういいかな。

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