『マレフィセント2』映画あらすじとラスト・ネタバレあり感想。続編の可能性も!

B!

すべては愛するオーロラ姫のために。
あの「眠れる森の美女」の美しきヴィラン、
マレフィセントの”究極の愛”の物語。

不朽の名作アニメーション「美女と野獣」や「アラジン」を究極のライブアクションとして蘇らせたディズニーが「眠れる森の美女」の新たなる伝説を実写映画化!

アンジェリーナ・ジョリー主演の「マレフィセント」の続編。

オーロラ姫も今やファッション・アイコンとしても人気のエル・ファニングが引き続き演じる。

注目の新キャストに謎の王妃イングリスを演じる名女優ミシェル・ファイファー。
日本からもサムライギタリストMIYAVIが参加。

豪華キャストにも注目です。

永遠の眠りから目覚めたプリンセス、オーロラ姫とフィリップ王子の結婚は人間に妖精との間に和平をもたらし、世界を幸福に導くはずだった。

しかしその婚礼には、真実の愛によって母と娘のように結ばれたマレフィセントとオーロラ姫の絆を引き裂き、妖精界を滅ぼそうとする恐るべき罠が...

迫りくる危機から愛するオーロラ姫を救うためにマレフィセントが背負った驚くべき運命とは。

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マレフィセント2作品情報

原題 Maleficent: Mistress of Evil
公開 2019年10月18日(日本)
監督 ヨアヒム・ローニング
脚本 リンダ・ウールヴァートン、ミカ・フィッツァーマン=ブルー、ノア・ハープスター
主なキャスト アンジェリーナ・ジョリー、エル・ファニング、ミシェル・ファイファー
日本語声優 深見梨加、上戸彩、五十嵐麗
ジャンル ファンタジー
上映時間 118分

マレフィセント2あらすじ

(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

物語は3人の農民が妖精を捕獲しようとするシーンから始まります。
マレフィセント(アンジェリーナ・ジョリー)は気配を察知し2人をやっつけますが1人を逃してしまうと同時に妖精は捕まってしまいます。
捕まった妖精が見たのはマレフィセントたちを始末するための秘密の研究室でした。

ある日、オーロラ(エル・ファニング)はついにフィリップ王子(ハリス・ディキンソン)から求婚されます。

オーロラの返事は”YES"
人間界と妖精界の橋渡しとなり、平和をもたらす結婚だと、どちらの世界からも祝福を受けます。
人間界から恐れられているマレフィセントも育ての母として晩餐会にお呼ばれしますが、そこにはマレフィセントの事をよく思っていない人物からの罠が待っていました。

晩餐会ではマレフィセントとイングリス王妃(ミシェル・ファイファー)が一触即発のピリピリしたムード。
両者の口撃が続きますが、ついにイングリス王妃の挑発にマレフィセントが激怒!

怒りをあらわにし、力を解き放った瞬間...
王は倒れてしまい意識不明の重体に。

マレフィセントの呪いだと人間たちは恐怖とパニックに。

オーロラと一緒に帰ろうとするも拒絶されてしまい1人で飛び立ちますが女兵士に狙われた銃弾が直撃!
マレフィセントはそのまま倒れてしまいますが、マレフィセントを同じ格好をした人物が登場し助けます。

目を覚まして見たのは自分と同じ闇の妖精とその子どもたちの住処すみかでした。

そこで助けてくれたコナル(キウェテル・イジョフォー)から自分が不死鳥フェニックスの子孫であることを知らされます。

イングリス王妃は自身の信念のため、妖精を倒すための最後の仕上げとして妖精の花を刈り取るように指示。
人間たちは妖精の国に向かいます。
察知したマレフィセントは取られまいと急いで妖精の国に戻りますが..

目にしたのは既に妖精の花を刈り取られた状態でした。
そこに隠れていた人間たちから狙われますが、コナルが自らの身を犠牲にして守ります。

この事が決定打となり闇の妖精たちも人間たちと戦おうを士気を高め決意するのでした。

マレフィセント2ネタバレラスト

(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
※ココからはネタバレが含まれておりますのでご注意ください。

オーロラは偶然にも秘密の研究室を目撃してしまいます。

そこには”糸車の針”が大事に置かれており、王を眠らせたのはマレフィセントの呪いではなくイングリス王妃が針で刺したことが原因だと知りますが兵士たちに捕まり軟禁されてしまいます。

オーロラは真実を知るも何も出来ないまま迎えた結婚式当日。

妖精たちは参列者として招かれますが実は王妃の計画した罠でした。
闇の妖精たちも人間に一斉攻撃を仕掛けようとしますが、妖精の花と鉄粉を混ぜて完成した特殊な粉によって返り討ちに。

劣勢の妖精たちでしたがマレフィセントが駆けつけ形勢逆転。
ついには全ての計画を練り主導していたイングリス王妃を追い詰めます。

そこに現れたのは軟禁からなんとか脱出したオーロラ。
人間たちと妖精たちの争いを辞めるように訴えるオーロラでしたが次の瞬間...

イングリス王妃は一瞬の隙きを見て特殊な粉で出来た矢を放ちますが、オーロラを庇うマレフィセントに命中!
マレフィセントは黒い粉となり崩れ去っていくのでした。

イングリス王妃は勝利を確信し、マレフィセントを討ち取ったと高らかに叫びます。
オーロラは号泣。
黒い粉の上にはこぼれ落ちた涙が。

その瞬間不死鳥フェニックスとして復活するのでした!

絶体絶命のイングリス王妃。
最終手段としてオーロラを塔から突き落とします。
落ちたオーロラを追う不死鳥マレフィセント!

間一髪のところで身をていして助けます。

そこにフィリップ王子も駆けつけ、人間たちと妖精たちが共存する世界を目指すと宣言。
戦いに幕が下り、晴れて結婚式に。戦いの原因を作ったイングリス王妃はマレフィセントにヤギにされてしまいました。

マレフィセント2の見どころ3点

1点目:妖精の世界やアクションシーンなどの映像美

ディズニー映画が作り出す世界観は冒頭から引き込まれます。
妖精が暮らす世界は幻想的であり、水しぶきひとつとっても丁寧に描かれいます。
見ている人の目の前には本当にムーア国が広がっていくかのようです。

また、闇の妖精たちによる空中戦などのアクションシーンも見どころ。
是非、大スクリーンやIMAXで見てほしい映像美です。

2点目:アンジェリーナ・ジョリー演じるマレフィセント

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エル・ファニング演じるオーロラも素晴らしく、とてもキュートで”姫”という役がぴったりでしたし、ミシェル・ファイファー演じるイングリス王妃も存在感が抜群でした。
しかしそれ以上に印象付けられたのはやはりマレフィセント演じるアンジェリーナ・ジョリー。

演じるというよりはマレフィセントそのもの。という位にはまり役です。
スクリーンに映る度に感じる圧を受け止めてください。

実際に物語序盤の晩餐会でマレフィセントとイングリス王妃の駆け引きのシーンでは、居合わせたオーロラ演じるエル・ファニングが本当に現場がピリピリとしていて怖かったと証言している通りの迫力です。

3点目:マレフィセントの理解者ディアヴァル

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マレフィセントの側に常にいる一番乗り会社ディアヴァル(サム・ライリー)。
今作でも緊張感のある映画の中で、緩和役として欠かせない存在です。

晩餐会に招かれたマレフィセントに笑顔の挨拶指導をしているシーンを皮切りに、数々の見せ場があります。
是非、黒いカラスに注目してください。

マレフィセント2感想

前作のマレフィセントを観ていなくても楽しめる内容です。
もちろん前作を観ている方が糸車の針や妖精三姉妹など、前作との繋がりをより一層感じることができるので作品に入り込んでいけることは間違いありません。

今回、イングリス王妃は悪役に見えてしまうかもしれませんが、なぜそうなったのか生い立ちや身に起こったこと。
そして王妃という立場から考えが明らかになってくることで単純に”悪”という一言では片付けられない物語でした。

ディズニーをはじめ、監督や役者たちが伝えたかったのは”相手の立場になって考えること”なのかもしれません。

マレフィセントや同時期に公開されているジョーカーでもいわゆる”悪役”ですが、それを作り上げてきた背景を知ることで見方が時に180度変わることだってあります。

悪い、嫌だと思っていたことも本当にあなたの見方が100%正しいのか。
物事の側面しか見えていないと、とんでもない勘違いや間違った解釈をしているのかもしれません。

今見えている世界が本当に正しい解釈なのか?
相手の立場になって新たに見えてくる景色、湧き上がる感情が見つかるかもしれません。

マレフィセント2評価

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前作がハッピーエンドで幕を閉じたため、続編がどういう展開になるのか非常に難しいストーリー制作になると思いましたが、さすがのディズニー作品でした。

ディズニー映画は特にメッセージが込められた作品が多いと感じますが、まるで少し先の未来を伝えているようにも感じます。

血の繋がりのない親子の愛・絆。
人種、国境を超えた繋がり。

妖精と人間たちの共存を、まるでこれからやってくるロボットと人間たちの共存を結びつけるのは少々強引ですが、最近ディズニーが積極的に挑戦している続編や実写化には、単純に観客動員を狙っているだけではない何かメッセージを感じます。

今回の終わり方では今後も続編を制作しようと思えば、オーロラに子供が産まれた後の世界などいくらでも発展できますし、実際にアンジェリーナ・ジョリーは第3弾にも意欲的だと言われています。
そういった意味でもマレフィセントと同じ闇の妖精が登場したことやラストの終わり方は良かったのではないでしょうか。

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